前回までの自己ワークで、あなたの起業や第2起業に向けての数か月後の目標設定が明確になってきました。
今回は、現在のあなたの状態にフォーカスしていきたいと思います!
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目標達成のために超重要な現状分析とは
自分自身の現状をきちんと把握するということは、とても重要な作業です。
自分が何を考え何に悩みどういう問題があるのか?
ここを明らかにしていく必要があります。
車に「アクセル」と「ブレーキ」があるように、人の心にも「アクセル」と「ブレーキ」があります。
なかなか自分では気が付きにくいのですが。
「さあ!この目標に向かってやるぞ!」と「アクセル」を踏もうとしているのに、なぜだか作業がはかどらない!ということありませんか?
実は、あれは自分では気が付いていない「心のブロック」が「ブレーキ」をかけているからなのです。
成功する経営者の多くは、「アクセルだけ」を踏んでいます。
でも、多くの人は「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」のです。
これでは、グーンと進まないのは当然ですよね。
ですから私たちは、目標に向かって進もうとする時、アクセルを踏む前にブレーキを外さないといけないのです。
あなたの心のサイドブレーキは、外れていますか?
先ほどもお話ししたように、人は知らず知らずのうちに「心のサイドブレーキ」を入れたまま「アクセル」を踏んで目標に向かっていこうとします。
ですから、この「心のサイドブレーキ」を外すことも自分の現状分析の大切な一つの作業になるのです。
新たな取り組みに向かっていくときに、「思慮しているのか?」と「苦慮しているのか?」では全然違いますよね。
- 「思慮」は、ゴールに向かうために考えている事
- 「苦慮」は、出口が見えず思い悩んでいる事
まずこの2つの違いがあることを認識し、自分がどちらなのか?把握しましょう!
自分がゴールに向かって考えている場合
あなたがこの状態にあるなら、具体的なアイデアがいくつか浮かんでいるはずです。
アイデアの中には、
- 目標を達成するために新たに取り組むべきポイント
- 前に進むことを阻害する問題点
があって、それらを箇条書きにすることが出来るでしょう。
紙に書きだしてみると、頭の中で思っていたこととまた違ったアイデアが出てきます。
ピックアップした問題点を並べて、優先順位の番号を付けていく。これだけで、何をスグに行うべきなのか?ハッキリしますよね!
自分の目標への出口が見えず悩んでいる場合
これは、思い悩んで答えが出ずに堂々巡りしている状態です。
こういう時は、先ほどの様に問題点を書き並べても、なかなか行動に移せません。
それは、「行動できない何か」があなたの心の中にあるからなのです。
私の事例では、会社員を辞めて起業したい!と思った時期がそうでした。
当時の問題点は、
- 自分にビジネスのスキルがない
- 何がやりたいのか分からない
- お金がない
- 周囲の理解が得られない
といったことでしたが、決局は「怖い!」という感情が邪魔をしているだけでした。
- 自分の経験値に対する恐れ
- 自分の能力に対する恐れ
- 収入を失うことへの恐れ
- 周囲の人を説得することへの恐れ
こういう場合は、まず「心のブレーキ」を外す作業から入らないと、いつまで経っても前に進めませんよね!
とことん現状分析!
日本を代表する世界的企業「トヨタ」。
トヨタは、製品を開発するときやプロジェクトを進める時、それぞれの現場でとことん議論して、問題点を洗い出すそうです。
問題点を洗い出すことで、成功へと進むプロセスが社内で確立されているのです。
とことん議論するということは、すなわち現状を分析するという作業そのもの。
議論に議論を重ねて現状分析が出来るから、目標とのギャップが徐々に明らかになってくるのですね。
ギャップさえ見つかれば、これはもうしめたもの!
ここまでくれば、人はそのギャップを埋めるための行動をとるので、自然と目標に近づいていくのです。
今回のまとめ
新たな目標に一直線で進むためには、自分の現状分析が必要です。
自分の現状分析で見るポイントには、ビジネスのスキル的な部分と自分の心という2つの側面があります。
特に心の状態は重要。多くの人はアクセルとブレーキを同時に踏んでいます。
そういう時は、心のブレーキを先ず外してからアクセルを踏み込まないと加速しません。
現状分析を徹底的に行うことによって、目標とのギャップが浮き彫りになってきます。
ここまでくれば、後はギャツプを埋める行動のみ!
でも個人起業家の多くは、こうした議論を行うメンバーがあまりいません。私のビジネスコーチングでは、こういう作業も一緒に行っていきます。
今回のワーク
- 今の目標を達成するためにどんなことに取り組みましたか?
- 結果はどうでしたか?
- なぜ上手くいったのですか?
- なぜ上手くいかなかったのですか?
- あなたの一番の問題は、何ですか?
- あなたの一番の悩みは、何ですか?
- あなたの一番の課題は、何ですか?