
やらなければいけないことがあるのに、動けない。
そんなときは、頑張りが足りないのではなく、心の中の何かに抵抗しているのかもしれません。
僕は、親の施設探しで、それを経験しました。
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きっかけ:1年近く続いた、施設探しの足踏み
1年前、僕の母は、リハビリの施設にいました。
その施設は、本来は3か月ほどしか入れません。次の行き先に申し込んでいる間は、特別に置いてもらえて、1年近くになりました。
僕には期待がありました。
リハビリで、また元気になるかもしれない。母がずっと言っていたように、父が残した実家で、もう一度暮らせるかもしれない、と。
やがて、施設の先生から「ここではもう難しい」という話が出て、面談で決断しました。
探すエネルギーが、出なかった理由
次の行き先は、特別養護老人ホームでした。
ところが、僕は、なかなか本気で探せませんでした。
特別養護老人ホームは、「終の住処」と言われます。移れば、実家に帰る道は、ほぼなくなります。
それは、母が望んでいたこととは違いました。
僕は、心の中で抵抗していたのです。動けなかったのは、そのブレーキのせいでした。
何に抵抗しているのかが分かると、動けるようになった
離れて暮らす僕には、引け目もありました。ヘルパーさんやケアマネさんの力を借りて、母が暮らせていたからです。
だから、誰かに文句を言うこともなく、ただ、動けずにいたのです。
でも、「僕は、これに抵抗しているのか」と分かったとき、気持ちの置き場が、少し変わりました。
そこから、いくつか施設を回り、申し込み、数か月待って、今年の8月に今の施設へ移ることができました。
今の状況と、これから
移ってから、母の認知症状は一気に進みました。
夜に電話で「ごはん食べた?」と聞くと、「朝ごはん食べたよ」と答える。ショックです。
でも、その時々で、これがベストだと決めてきた結果なので、仕方ない、とも思っています。
動けないときは、何に抵抗しているのかを、いちど見つめてみる。
僕にとって、それが、次の一歩の前にやることでした。
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